☆歯科医師直伝!☆歯医者選びのポイント【インプラント編】

インプラント

インプラントは今や抜歯後の当たり前の治療になってきてはいますが、まだ保険適応外で高額である上、外科処置なので信頼できるクリニックで治療を受けたいものです。

今回はインプラントを行う歯医者を選ぶ上で重要なことをお教えします!

1. クリニックにCTがあるか?

2. インプラントのメーカーが信頼できるものか?

3. インプラントの手術時にガイドを用いているか?

4. インプラントの症例数が多いか?

5. インプラントの保証期間があるか?

1. 歯科クリニックにCTがあるか?

インプラントを行う医院で、CT設備は必須です。CTがないのにインプラントを勧めてくる歯科医院はやめましょう。CTの使用不使用とドクターの経験は関係ありません。

インプラントを行うにあたり、普通の2次元のパノラマレントゲンではなく3DのCTでしか確認できない重要な情報が多く存在します。

CTの多くは1台2000万円以上する高級品です。そのため、全ての医院が必ず持っているものではありませんが、インプラントを行う医院においては絶対必要投資です。CTがないと正確な神経の位置や骨の厚みがわかりません。

医院によっては診断の時だけ他の場所にCTを撮影しに行って手術を行うこともありますが、CTは術後メインテナンス時のチェックや手術直後の確認にも有用なので、CT完備のクリニックでインプラントをすることを強くおすすめします。

 

2. インプラントのメーカーが信頼できるものか?

インプラントの価格はピンキリです。相場は全て含めて30万円から60万円と言われていますが、20万円と低価格のクリニックから、80万円程度提示しているクリニックもあります。
 
では、何がそんなに違うのでしょうか?

もちろんブランド力やドクターの知名度、技術料もあるとは思いますが、価格の差の大きな違いはインプラント自体の原価の差です。高すぎるのは困りますが、安ければいいという問題でもありません。

インプラントメーカーは100種類以上あり、中には未認可のただのネジのようなものも出回っています。

インプラントを行うクリニックを選ぶ際には、そのクリニックが使用しているメーカーを必ず確認しましょう。

以下が世界的にもシェアが多く安全性の高いとされるインプラントメーカーの一覧です。使用しているクリニックも多いため、万が一転院してもメインテナンスや修理など対応してもらえる可能性が高いです。

特に3大メーカーはやや価格が高くはなりますが、破折や歯周病のリスクに対する抵抗性があり、様々な臨床実験も突破している安全性が高いメーカーだといえるでしょう。

<3大メーカー>

1. ストローマン
2. ノーベルバイオケア
3. アストラテック

<その他有名メーカー>

4. ジンマーバイオメット
5. オステム

 

3. インプラント手術時にガイドを用いているか?

ガイドとはインプラント手術で使うマウスピースのようなものです。


骨に穴を開ける位置、インプラントを埋める位置を3Dで計画して、それをガイドにコピーします。それに沿ってドリルすることで計画通りの方向、位置にインプラントを埋め込むことが出来ます。
ガイドを持ちいたインプラント手術のことをガイデッドサージェリーと言ったりもします。

どんなにインプラント手術に慣れていて感覚が優れているドクターであっても、骨や神経の位置は患者ごとに違うため、安全のためにガイドは用いるべきです。
逆に、経験の浅いドクターであってもガイド通りに手術を行えば基本的には大きいミスは防ぐことが出来ます。

しかしながら、コスト削減のためにフリーハンドで行う歯科医院も多くあります。

インプラントの歯科医院を選ぶ際には、ガイドを用いて処置してくれるのかどうか確認するようにしましょう。

4. インプラントの症例数が多いか?

インプラントを行うクリニックを選ぶ際、ドクターの年齢や歯科医師としての経験年数で決めていませんか?

まず、インプラントを行う際に、ドクターの年齢で安心するのは全くもってナンセンスです。
 
今のチタン製のインプラントが日本に入ってきたのは1983年で、まだほんの40年前。その後徐々に有効性が認められ最近では急速に広まっていますが、大学できちんとカリキュラムに組み込まれたのは10年ちょっとです。

つまり、歯科医師経験15年以上のドクター、2021年現在40歳以上でインプラントを行っているドクターは、学校で体系的に時間をかけて学ぶ機会は与えられず、自力でセミナーへ学びに行って見よう見まねでトライするしかなかったということです。

もちろん勉強熱心で自ら様々なセミナーに出かけて講習を受け、年を重ねるごとに臨床経験を積み、毎月一定数のインプラント手術を行っているドクターは多くいますが、中には何度かセミナーに行って習いはしたが年に数本しか症例がなく、ほとんどやったことのないドクターもいます。

 
インプラントに歯科医師としての経験年数はあまり関係ありません。

大事なのは、

クリニック自体にインプラントの患者さんが多いか

(日頃からインプラントを頻繁にやっているクリニックなのかどうか)

です。

あまりインプラントをやったことのない知識の乏しい年配のドクターのワンマンクリニックより、インプラントについて虫歯治療と同じように当たり前に勉強し、インプラント症例の多いクリニックで日頃からたくさんの手術を見学して、上司のフォローを受けている若手ドクターの方がよっぽど安心です。

インプラントを任せるクリニックを選ぶ際には、そのクリニックが日頃からインプラントを頻繁にやっているかどうか確認してみましょう。

 

5. インプラントの保証期間があるか?

インプラントに自信のあるクリニックは基本的に無償で修理を行う保証期間を設けています。

インプラント処置後に最も多いトラブルは、インプラント周囲炎です。インプラントは虫歯にはなりませんが歯周病にかかることはあり、それをインプラント周囲炎と呼んでいます。

メインテナンスが悪かったり、たばこや糖尿病などが原因でインプラント周囲炎が進むとインプラントが抜けてしまうことがあります。

また、インプラントのベースとなるジルコニアやチタンは堅いものでそう簡単に割れたりはしませんが、極端にかみ合わせが強かったり質がが悪かったりすると折れてしまうこともあります。

 

保証期間はクリニックによって異なりますが、上の被せものは3年〜5年、土台となるチタンは5年〜10年くらい保証してもらえることが多いです。

定期的にメインテナンスに来ている場合、など条件付きのことも多いですので保証期間については契約前に必ず確認するようにしましょう。

 

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