歯の痛みに耐えられない?予約日までの応急処置ガイド

矯正のコピー 15 お口の悩み

歯が我慢できないほど痛い場合は、歯医者で急患として当日の予約を受けてくれることもありますが、やむを得ず予約が数日後になってしまうようなケースも少なくありません。

今回は、歯が痛くて歯医者の予約まで我慢できないときの対処法、自宅でできる応急処置などについてお話しします!

歯医者の予約まで我慢できないほどの痛みの原因

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歯医者の予約まで我慢できないほどの痛みが起こる原因は、以下の6つが考えられます。

・虫歯
・歯周病
・歯が割れた
・親知らずの炎症
・知覚過敏
・歯以外の炎症や病気など

虫歯

進行した虫歯があると、我慢できないほどのズキズキとした痛みが起こる可能性があります。

虫歯は初期のうちは痛みがありません。しかし、痛みがないからといって放置しておくと歯の神経が炎症を起こして激しい痛みを引き起こします。

歯周病

歯周病も歯の根の方に膿が溜まるような状態になると、急性症状として痛みを引き起こすことがあります。

歯周病は虫歯と同じように初めのうちは痛みがないのが特徴です。定期的に歯医者でメンテナンスを受け、歯周病チェックを受けるのがおすすめです。

歯が割れた・ヒビが入った

歯が割れたりヒビが入ったりすると、激しい痛みを引き起こすことがあります。

歯ぎしり、食いしばり、事故による外傷などが原因で歯が割れることはあります。
歯が割れてすぐに症状が出ることもあれば、割れ目から歯の中に細菌が入り込んで炎症を起こして痛むこともあるので注意が必要です。

親知らずの炎症

親知らずが生えてくるときに周りの歯茎を圧迫したり、歯磨き不足で歯茎が炎症を起こしたりすると、激しく痛むことがあります。これを「智歯周囲炎」といいます。

親知らずは、前から数えて8番目にある歯です。ある人とない人、あっても歯茎の中に埋まって生えてこない人など、状態はさまざまです。

知覚過敏

知覚過敏が進行すると歯の神経が炎症を起こして激しい痛みを感じることがあります。

知覚過敏は歯ブラシで強く歯を磨く癖、歯ぎしりや食いしばり、歯周病や加齢による歯肉退縮が原因で起こることが多いです。
痛みがひどいと感じたら早めに歯医者で診てもらうようにしましょう。

歯以外の炎症や病気など

歯以外の部位の炎症や病気が原因で、連鎖的に歯が痛むこともあります。

・上顎洞炎
・副鼻腔炎
・帯状疱疹
・三叉神経痛
・偏頭痛
・脳腫瘍
・心疾患
・ストレス

このような病気が歯の痛みを引き起こすケースがあり、歯の痛みを改善するには医科や精神科などとの連携が必要です。

歯医者の予約まで我慢できない緊急時の対処法

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歯医者の予約まで痛みを我慢できない場合は、以下の方法で対処するのがおすすめです。

・かかりつけの歯医者に連絡して予約変更を依頼
・急患として受け入れている歯医者を探す
・夜間や休日の救急歯科の利用

かかりつけの歯医者に連絡して予約変更を依頼

かかりつけの歯医者に予約をとっていても、予約の前に状態が急変して歯が痛むことがあります。

この場合は、かかりつけの歯医者に連絡をして予約を早めてもらえないか相談してみましょう。
かかりつけであれば、急患として受け入れてもらえる可能性があります。

急患として受け入れている歯医者を探す

歯医者の予約を早めることができない場合は、急患として受け入れてくれる別の歯医者を探してみましょう。

ただし、かかりつけの歯医者で治療を行っている途中の場合は、治療の進行に支障が出る可能性があります。必ずかかりつけの歯医者に相談してから、他の歯医者を探すようにしましょう。

夜間や休日の救急歯科の利用

歯医者が空いていない時間に激しい痛みが出たら、夜間や休日も診療している救急歯科を利用しましょう。

状態に応じて処置を受けることができます。

歯医者の予約まで我慢できないときに自宅でできる応急処置

歯が急に痛み出したときに自宅でできる応急処置は以下の通りです。

・市販の鎮痛剤を飲む
・正露丸を歯に詰める
・痛む部分を冷やす
・食べかすが詰まっていたら取り除く
・うがい薬や塩水でうがいをする

ただし、あくまで応急処置なので原因を改善できるわけではありません。応急処置をしたあとは、速やかに歯医者を受診しましょう。

市販の鎮痛剤を飲む

市販の鎮痛剤を飲むと歯の痛みを抑えることができます。歯の痛みが激しくてすぐに歯医者を受診できない場合は、市販の鎮痛剤で応急処置をしましょう。

ただし、すぐに歯医者を受診できる場合は痛みがなくなると原因を診断できなくなってしまう可能性があるので、予約の際に鎮痛剤を飲んでもいいか確認しておきましょう。

正露丸を歯に詰める

虫歯が原因で歯が痛い場合は、虫歯の穴に正露丸を詰めると和らぎます。

正露丸には歯の神経を鈍くして痛みを和らげる作用があり、正露丸の主成分は歯の根の治療の際に消毒としても使われているものです。

正露丸は飲むのではなく、砕いて歯の穴に詰めるのがポイントです。

痛む部分を冷やす

歯が痛む部分の頬の上から冷たい水で濡らしたタオルを当てて冷やすと、痛みが和らぐ可能性があります。手元にある場合は、解熱シートを頬の上に貼るのも効果的です。

冷やしすぎると刺激となって痛みを増長させる可能性があるので、氷を口に含んで歯を直接冷やすのはやめましょう。

食べかすが詰まっていたら取り除く

歯や歯茎が痛むときに虫歯で歯に空いた穴や歯茎に食べかすが詰まっているようなら、歯ブラシやフロスを使って優しく取り除いてみましょう。

無理にいじると痛みが酷くなる可能性があるので、取り除ける範囲で構いません。

うがい薬や塩水でうがいをする

歯茎が炎症を起こしている場合は、うがい薬や塩水で優しくうがいをしてみましょう。うがい薬の炎症抑制効果や塩水の殺菌効果で痛みが和らぐ可能性があります。

塩水の場合は、グラス1杯の水にスプーン半分くらいの量の塩を溶かしてうがいをします。

しかし、深い歯周ポケットがある場合はあまり効果が期待できません。

歯医者の予約まで我慢できないような痛みを悪化させないために

歯医者の予約までに痛みを我慢できない場合、

・患部を触って刺激する
・激しい運動、入浴、飲酒などの血行を促進する行為
・横になって寝る

このような行為は痛みを増長させる可能性があるので控えましょう。

痛みが強いと横になって寝転がりたくなりますが、頭部が低くなると患部の血流が良くなって痛みが増す場合があります。

横になる場合は、枕を高めにして上半身をやや起こした形にするといいでしょう。

まとめ

歯は虫歯、歯周病、歯のヒビなど、口の病気やトラブルで急に痛むことがあります。

我慢できない痛みがあるときは以下の方法で対処しましょう。

・かかりつけの歯医者に連絡して予約変更を依頼
・急患として受け入れている歯医者を探す
・夜間や休日の救急歯科の利用

すぐに歯医者に行けないときは、自宅で以下の方法を試すと、痛みが和らぐ可能性があります。

・市販の鎮痛剤を飲む
・正露丸を歯に詰める
・痛む部分を冷やす
・食べかすが詰まっていたら取り除く
・うがい薬や塩水でうがいをする

ただし、自分で応急処置をしても歯の痛みの原因がなくなるわけではありません。早めに歯医者を受診しましょう。

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長崎大学歯学部卒業、〜2018 九州医療センター、2018〜現在 都内歯科クリニック勤務

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臨床研修終後、都内審美歯科勤務。現在は歯科医師/歯科ライター

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