横顔美人の理由はEライン？美しくなる方法を歯科衛生士が解説！
Eラインは横顔美人の条件だと聞きました。
Eラインは特に横顔美人の特徴として取り上げられることが多いですね。
でも、Eラインだけが美人の条件という訳ではありません！
今回は、横顔美人の理由はEラインだけなのか？美しくなる方法を解説します！
横顔美人の基準の一つ『Eライン』とは
横顔美人の特徴として挙げられることが多いのが『Eライン』です。
『esthetic line（エステティックライン）』の略称として『Eライン』と呼ばれます。
Eラインは、鼻と顎の先を真っ直ぐに結んだラインと唇の位置をみて、横顔の美しさの指標とするためのものです。
アメリカの矯正歯科医であるロバート・ケリッツが欧米人の骨格をベースにして提唱しました。
歯科だけでなく、美容外科でも横顔の美しさの基準の一つとして用いられることがあります。
Eラインの基準
Eラインの基準は欧米人と日本人で異なる場合があり、以下のような状態が望ましいとされています。
- 欧米人→Eラインの内側に唇が収まっている
- 日本人→Eラインに唇の先が触れる程度
Eラインは、日本人よりも鼻と顎の高さがある欧米人の骨格をモデルにしており、欧米人と同じEラインの基準を日本人に当てはめると無理が生じることがあります。
そのため、元の骨格や医師の考えによっては、欧米人と日本人のEラインの基準が異なります。
Eラインセルフチェック
Eラインは、自分でも確認することができます。
定規や人差し指を鼻と顎の先に当て、そのときに唇が定規や指にどのくらい触れているか確認します。
定規や人差し指に唇が触れないか、唇の先が軽く触れる程度ならEラインが理想的な位置にある可能性が高いです。
Eラインじゃない美人もいる！Eライン以外の横顔が美しい人の特徴
横顔美人の特徴としては、Eラインが取り上げられることが多いです。
しかし、横顔が美しい人を観察すると、Eラインが整っていなくても「横顔がきれいだ」と感じる特徴がいくつかあります。
Eライン以外で横顔美人な人の特徴は、以下の5つです。
- 鼻筋が通っている
- あでこが丸くて立体感がある
- フェイスラインが整っている
- 眉尻がきれい
- まつ毛がスッと伸びている
鼻筋が通っている
鼻筋が通っていると横顔がきれいだと感じやすいです。
Eラインでは鼻先の高さのみを基準としますが、高さだけでなく筋が通っていてシャープな鼻のシルエットだと、横顔がきれいな印象を与えるようです。
おでこが丸くて立体感がある
Eラインは横顔の下半分のシルエットに影響しますが、顔の上半分の印象も横顔に影響を与えます。
顔の上半分は、おでこに適度な丸みがあることで、横顔に立体感が出てきれいな印象を与えることが多いです。
フェイスラインが整っている
フェイスラインがシャープに整っていると、横顔がきれいに見えやすいです。
顎から首のラインが曖昧になっていたり、二重顎になっていたりすると、老けている印象を与えやすくなります。
眉尻がきれい
横から顔を見たときに、眉尻がシャープに整っていると横顔が美しい印象を与えやすいです。
眉毛は、顔の印象を左右することが多いパーツです。眉尻が曖昧だと、ボンヤリした横顔に見える原因となります。
まつ毛がスッと伸びている
まつ毛がスッと伸びていると、目が大きく見えて横顔の印象がアップします。
特に、下の方を見たときにまつ毛がスッと伸びていると、横顔も美しく見えることが多いです。
横顔ブサイクの6つの治し方
横顔ブサイクを改善するには、以下の6つの方法が有効です。
- 歯科矯正治療
- 美容整形
- 舌を正しい位置に置くように意識する
- 側頭筋のマッサージ
- ストレッチで顔のむくみをとる
- ヘアメイクを工夫する
原因に応じて、自分に必要な方法を選択しましょう。
歯科矯正治療
歯並びが原因でEラインや唇の位置が整いにくい場合は、歯科矯正治療をすることで、横顔を美しく改善できる場合があります。
- 出っ歯が原因で口元が出ている（上顎前突）
- 受け口が原因で下顎が出て、上顎が引っ込んでいる（下顎前突）
- 歯並びはいいが、上下の歯が前に出ている（口ゴボ・上下顎前突）
このような歯並びの人は、歯科矯正治療で横顔美人に近づける可能性があります。
歯並びが悪くなる原因は、歯の生え方と顎の骨の形や大きさの2つです。
歯の生え方だけでなく顎の骨にも原因がある場合は、外科手術を併用する外科矯正治療をすると効果を実感しやすいでしょう。
美容整形
歯並び以外に鼻先や顎先の高さ、おでこの丸み、フェイスラインなどを改善する必要がある場合は、美容整形が有効です。
- ヒアルロン酸注入
- ボトックス注入
- プロテーゼ挿入
- 脂肪注入
- 骨切り など
美容整形ではこのような方法で、鼻先や顎先の高さ、おでこの丸み、フェイスラインのバランスを整えて、横顔が美しく見えるようにします。
舌を正しい位置に置くように意識する
舌は、上顎についている状態が正しい位置とされており、正しい位置に舌があるだけでフェイスラインがシャープに見える場合があります。
舌が上顎につきにくい場合は、舌の筋肉を鍛えて上顎に付けたままキープできるようにしましょう。
上下の歯の表面をぐるりと舐めるようにして舌を動かすと、舌の筋力がアップします。
側頭筋のマッサージ
側頭筋が凝り固まっていると、顔のたるみが出やすくなります。
側頭筋は、耳の上あたりから頭頂部に向かって放射状に走っている筋肉です。
横顔のたるみが気になる場合は、側頭筋をマッサージしてみましょう。
人差し指、中指、薬指の3本を耳の上辺りに当て、後ろ方向に円を描くようにクルクルとマッサージして、コリをほぐしましょう。
ストレッチで顔のむくみをとる
顔のむくみがあると、フェイスラインが丸くなりやすいです。首周りのストレッチをして、むくみを改善しましょう。
おすすめのストレッチは、以下の通りです。
- あぐらをかいて床に座り、背筋を伸ばすようにします。
- 右手を左側の側頭におき、ゆっくりと右に傾けます。このとき、頭に置いていない左手は、身体の左斜め後ろの床に置きます。（約10秒）
- ２と同じ動作を左手でも行います。（約10秒）
- ２と3それぞれ2回ほど行います。
ヘアメイクを工夫する
骨格に合った髪型やメイクで、
- スッと通った鼻筋
- おでこの丸み
- 整った眉毛
- シャープなフェイスライン
- スッと伸びたまつ毛
を演出し、横顔をきれいに見せる工夫をするのもおすすめです。
- おでこの丸みを演出したい場合は、前髪をふんわりとまいて立体感を出す
- おでこが元から丸い人は、おでこが見える前髪にする
- 横から見たときに眉尻がシャープになるように意識してメイクする
- フェイスラインにシェーディングを入れてシャープに見せる など
このような点を意識してヘアメイクを行い、斜めや横顔の印象も確認するといいでしょう。
まとめ
Eラインは、横顔の美しさの基準と言われる指標の一つです。
あくまでいくつかある基準のうちの一つなので、Eラインじゃない人でも美しい人はたくさんいます。
横顔美人になるには、以下の方法が有効です。
- 歯科矯正治療
- 美容整形
- 舌を正しい位置に置くように意識する
- 側頭筋のマッサージ
- ストレッチで顔のむくみをとる
- ヘアメイクを工夫する
自力でできる方法もあるので、興味のある方法から取り入れてみましょう。
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長崎大学歯学部卒業、〜2018 九州医療センター、2018〜現在 都内歯科クリニック勤務
臨床研修終後、都内審美歯科勤務。現在は歯科医師/歯科ライター
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