藤田ニコルの歯はセラミック矯正。マウスピース矯正もしていたの?
先生、藤田ニコルさんがセラミック矯正をしたと話題になっていました。
歯の健康によくないと問題視する人もいるみたいですが、実際のところどうなんですか?
そうですね、セラミック治療は歯の健康を考えると、デメリットが大きい治療ではあります。
ただ、それを上回るメリットがあるとご本人が感じるのであれば、絶対にダメだとは言い切れないでしょう。
今回は、藤田ニコルさんの歯について語ります!
藤田ニコルさんの歯並び遍歴
藤田ニコルさんは、
- 上の歯をセラミック矯正
- 下の歯をマウスピース矯正(アソアライナー)
できれいにしていることを自身のSNSで公表しています。
藤田ニコルさんの歯並び遍歴を見てみましょう!
治療前の歯並び
17歳の藤田ニコルさんです。
セラミック矯正もマウスピース矯正もしていない治療前の歯は、前歯がうさぎのように2本出ています。
また、片側の犬歯(前から3番目の歯)が八重歯になっています。
【2017年】セラミック矯正で前歯を治す
2017年、19歳のときに自身のSNSで上の歯をセラミック矯正で治したことを公表しています。
左の写真がビフォー、右の写真がアフターです。
前歯6本をセラミックにして、うさぎのような出っ歯と八重歯をきれいにしたそうです。
治療前よりも前歯の角度や長さが揃っており、八重歯も目立たなくなっていますね!
藤田ニコルさん自身も、セラミックの自然な仕上がりに満足しているようです。
しかし、セラミック矯正は健康な歯を大きく削り、場合によっては歯の神経を抜く必要があるため、歯の健康や寿命が著しく損なわれる可能性があります。
藤田ニコルさんが「セラミックをしてよかった」とSNSやテレビ、ラジオで発言することで、歯科医師も巻き込んでさまざまな意見が飛び交う結果になってしまいました…
ご本人はこれを受け、
「(時間のかかる歯列矯正をして)歯がきれいになっても、そのときに(芸能界の)仕事がなければ意味がないと思った」
「(セラミック矯正の欠点も)覚悟してすることを決めた」
「(自身も)セラミック矯正をすることに対して”みんなはきちんと考えて”というひと言が足りなかったかも」
と発言しています。
【2018年】下の歯並びをマウスピース矯正で治す
2018年、20歳のときに「アソアライナー」というマウスピース矯正で下の歯並びを治すことにしたとSNSで報告しています。
下の歯は凸凹した歯並びをしていたようで、改善するために今度は、歯列矯正でセラミックほど健康な歯への影響が出ない方法を選択したようです。
【2022年】上の歯のアップデート
2017年に行ったセラミック矯正では、治療前の雰囲気を残すために少し大きめの前歯にしたという藤田ニコルさん。
しかし、今のご自身の雰囲気に合わせて、新しいセラミックに交換したいと検討。
ツイートが炎上してしまったため
アップデートしたてのセラミックでの写真は削除されてしまいましたが、
現在の藤田ニコルさんは新しいセラミックの前歯でお仕事をされています。
藤田ニコルさんが上の歯を治した『セラミック矯正』とは
「セラミック矯正」とは、歯をひと回り小さく削って、上からセラミックでできた被せ物をする治療です。
被せ物を着ける際に、歯の傾きや厚みを調整することで、歯並びを整えることができます。
セラミック矯正のメリット
セラミック矯正のメリットには、以下のようなものがあります。
- 短期間で白くてきれいな歯並びになれる
- 白い歯が長持ちする
- 好きな歯の大きさ・形・色にできる
短期間で白くてきれいな歯並びになれる
セラミック矯正は歯を削って被せるだけなので、1〜3ヶ月ほどで治療が終わります。
矯正治療はどの装置を使っても、歯並びが整うまでに1〜3年ほどの時間がかかります。
藤田ニコルさんが「(時間のかかる歯列矯正をして)歯がきれいになっても、そのときに(芸能界の)仕事がなければ意味がないと思った」と発言しているように、できるだけ早い期間で歯をきれいにしたい人にとっては、大きなメリットとなります。
白い歯が長持ちする
セラミックは汚れがつきにくく、着色や変色が起こりにくい素材です。
天然の歯を白くするホワイトニングを行っても、毎日の食事で歯は再び黄ばみます。
しかし、セラミックなら食事による着色の心配がほとんどありません。
好きな歯の大きさ・形・色にできる
人工的に歯の形を作るため、自分の好みの大きさや形、色の歯にすることができます。
歯の形や大きさはワイヤー矯正やマウスピース矯正では変えられないため、セラミック矯正にしかないメリットといえます。
セラミック矯正のデメリット
セラミック矯正のデメリットには、以下のようなものがあります。
- 歯の健康を損なう
- セラミックには寿命がある
- メンテナンスが必要
歯の健康を損なう
セラミックを被せるためには、健康で削る必要のない歯を大きく削ることになります。
また、場合によっては歯の神経を取る必要があります。
歯を削ったり神経を抜いたりすると歯が脆くなってしまうため、歯が早期に抜けてしまう原因となります。
削ったり神経を抜いたりした歯は、元には戻せません。歯の健康や寿命を大きく損なう可能性があることを十分に理解して決断しましょう。
セラミックには寿命がある
セラミックは一生物ではありません。
割れたり欠けたりして壊れたり、セラミックを歯に固定するための接着剤が劣化したりするため、長くても15〜20年ほどで作り直しが必要になります。
メンテナンスが必要
セラミックは、歯とセラミックの境目に汚れが溜まり、虫歯や歯周病になるリスクがあります。
虫歯や歯周病にかかると、セラミックの土台となる歯がダメになってしまうため、定期的なクリーニングを受ける、必要に応じてセラミックの作り替えをするなどのメンテナンスが必要です。
藤田ニコルさんの下の歯を治した『アソアライナー』とは
アソアライナーとは、マウスピース矯正の一種です。
マウスピース矯正は、少しずつ形の違う透明なマウスピースを1日20〜22時間以上、1枚につき1〜2週間ほど装着して歯を動かします。
歯にワイヤーを着ける必要がなく、食事や歯磨きの際に自分で着け外しできるため、矯正中の見た目が気になりにくく衛生的です。
歯を治すなら藤田ニコルさんを参考にしてベストな方法を選択しましょう
藤田ニコルさんは、セラミック矯正やマウスピース矯正のメリットとデメリットを理解し、
芸能界の仕事の事情も考えたうえで、デメリットよりもメリットが上回ると考えて、それぞれの歯の治療法を選択したと考えられます。
あなたが歯をきれいに治したいと考えているなら、藤田ニコルさんの写真やSNSを参考にして
治療法を選ぶのもいいでしょう。
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今回ご紹介したセラミック矯正やマウスピース矯正以外にも、歯をきれいにする方法はあります。
気になる方は、ぜひ遊びに来てくださいね!
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365dentist総監修 歯科医師/勝屋友紀子
長崎大学歯学部卒業、〜2018 九州医療センター、2018〜現在 都内歯科クリニック勤務
監修 歯科医師/Naomi
臨床研修終後、都内審美歯科勤務。現在は歯科医師/歯科ライター