韓国で矯正するなら知っておきたい5つのこと
韓国矯正をすると安いという話があるのは知っていますか?
矯正治療は1〜3年くらいかかる治療なので、1回きりで終わるホワイトニングや美容施術時間を韓国で受けるのとは話が違いますよね。
今回は、韓国で矯正するなら知っておきたい、
メリット、韓国の歯医者の選び方、費用、リスク、韓国で矯正したあとのケアの5つのことをお話しします!
韓国で矯正する2つのメリット
韓国で矯正するメリットは、2つあります。
・日本と比べて矯正費用が安い
・顔貌を意識した治療計画を立てる歯医者が多い
日本と比べて矯正費用が安い
韓国は、矯正を含めて自由診療で行う審美歯科の施術費用が安い傾向があります。
日本の矯正費用の相場が60〜100万円以上かかるのに対して、韓国の矯正費用の相場は30〜50万円くらいです。
矯正は、日本でも韓国でも審美性の高いマウスピース矯正や裏側矯正のような矯正装置を使うと費用が高くなる傾向があります。
しかし、同じ矯正装置を選んでも日本より韓国の費用相場の方が安いことが多いです。
顔貌を意識した治療計画を立てる歯医者が多い
韓国は美容整形が盛んな国です。
そのため、矯正治療でも顔貌を意識した治療計画を立てる歯医者が多い傾向にあります。
日本でも矯正治療を受ける際にEラインや口元のバランスを意識する患者は増えているため、顔貌を意識した治療計画を立てて欲しいと考える人にとっては、韓国での矯正は魅力的でしょう。
ただし、どんな治療計画を立てるかは歯医者の考え方によって異なります。
「韓国で矯正すれば必ず顔もきれいになる」とは考えず、事前にしっかりと治療計画を確認する必要があります。
韓国で矯正する方法はどのように選ぶべき?
韓国で矯正するときに困るのは「どのようにして歯医者や治療方法を選ぶべきか?」ということです。
韓国で歯医者や治療方法を選ぶときは、以下のポイントを意識するといいでしょう。
・歯医者のHPと口コミを参考にする
・日本語に対応している歯医者を選ぶ
・日本在住者向けの治療プランを選ぶ
歯医者のHPと口コミを参考にする
韓国で歯医者や治療方法を選ぶときは、歯医者のHPと口コミを参考にしましょう。
・歯医者の雰囲気はどうか
・日本人が通っているか
・通っている日本人への対応はどうか
・費用はどのくらいか
・通いやすいか
・歯医者の症例写真をチェック、自分の歯並びと似た人のビフォーアフターはどうか
このようなことをチェックしましょう。
歯医者を探すときは、日本語に対応している韓国のアプリを使うのが便利です。
・NAVER MAP
→韓国国内で多くの人が利用しているアプリです。韓国大手の検索エンジンを持つ「NAVER」が運営しています。
・カンナムオンニ
→矯正を含め、美容外科や美容皮膚科を探せるアプリです。
実際に韓国で矯正した人は、これらのアプリを使って近所の歯医者や口コミのいい歯医者を探しているようです。
日本語に対応している歯医者を選ぶ
韓国語がどのくらいできるかにもよりますが、基本的には日本語での治療に対応している歯医者を選びましょう。
日本在住者向けの治療プランを選ぶ
韓国の歯医者の中には、日本在住者向けの治療プログラムを用意している場合があります。
韓国在住なら1ヶ月に1回ほど通院するのが一般的ですが、日本在住者の場合は、2〜3ヶ月に1回の通院で治療を進めてくれるプログラムです。
もし、日本在住で治療のときだけ韓国に通って矯正したい場合は、このようなプログラムがある歯医者を選ぶといいでしょう。
韓国で矯正する費用
韓国で矯正する場合の費用相場は、最低30〜50万円です。
矯正装置によって費用は異なり、日本で矯正するのと同じく装置の審美性が高いほど費用は高くなる傾向があります。
韓国での矯正の矯正装置別の費用相場(※)は、以下の通りです。
・ワイヤー矯正(表側矯正):30〜50万円ほど
→歯の表側にワイヤーをつける矯正方法です。ブラケットの審美性によって費用が異なります。
・ワイヤー矯正(裏側矯正):60〜80万円ほど
→歯の裏側にワイヤーをつける矯正方法です。
・クリッピーC矯正:50万円ほど
→セラミックでできた白いブラケットを使用したワイヤー矯正です。
装置が白くて目立ちにくく、着色しにくいため、韓国では矯正中の見た目を考慮して選ぶ人が多い治療方法となります。
・マウスピース矯正:25〜35万円以上
→透明なマウスピースを装着して歯を動かす矯正方法です。
韓国発のマウスピースブランドであれば、25〜35万円くらいで矯正できることが多いです。
ただし、アメリカのインビザラインというマウスピース矯正ブランドを使う場合は、60〜70万円ほどの費用がかかります。
いずれも日本の矯正費用の相場よりも安いため、矯正中の韓国への渡航費を加味して考えるといいでしょう。
※症例の難易度、歯医者によって費用は異なります。
韓国で矯正するリスク
韓国で矯正するリスクは、
・トラブルが起きてもすぐに対応してもらえない
・矯正費用とは別に渡韓費用がかかる
・治療期間が長くなる可能性がある
ということです。
トラブルが起きてもすぐに対応してもらえない
日本在住の人が韓国で矯正する場合は、トラブルが起きても韓国まで行かないと対応してもらえません。
そのため、急を要するトラブルが起きたときにどうにもできず、渡韓するまで我慢するしかなくなる可能性があります。
日本の矯正歯科に飛び込みで行ってもかかりつけではないため、診てもらえない場合があるので注意しましょう。
矯正費用とは別に渡韓費用がかかる
矯正費用も韓国の方が安いと言われていますが、日本在住の人が韓国で矯正する場合は、矯正費用に加えて治療のために渡韓するための費用がかかります。
渡韓のペースは1ヶ月に1回が基本です。日本在住者向けのプランなら2〜3ヶ月に1回としている歯医者もありますが、これが1〜3年続きます。
渡韓費用と矯正費用を合わせると日本で矯正するよりも費用が高くなる場合があるので、そこも考慮しましょう。
治療期間が長くなる可能性がある
国際的な事情、渡韓費用不足などの問題で計画通りに渡韓できない場合は、矯正治療を進めることができません。
そうすると治療期間が長くなる可能性が高いため、治療を早く終わらせたい人は日本で矯正するのが無難でしょう。
韓国で矯正したあとのケア
韓国で矯正したあとも、日本で矯正したあとも、歯並びをきれいなまま保つには保定装置(リテーナー)を使う必要があります。
保定装置を使わないと歯の後戻りによって、整えた歯並びがまた悪くなってしまいます。
保定装置の種類によっては定期的な調整や観察が必要なものがあり、この場合は矯正が終了したあとも韓国に通う必要があります。
まとめ
韓国は日本の矯正費用よりも相場が安いのが特徴です。
しかし、矯正費用に加えて渡韓費用がかかること、トラブルが起きたときにすぐに対応してもらえないことなどを考えると、日本で矯正した方が安全でしょう。
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365dentist総監修 歯科医師/ゆきこ
長崎大学歯学部卒業、〜2018 九州医療センター、2018〜現在 都内歯科クリニック勤務
監修 歯科医師/Naomi
臨床研修終後、都内審美歯科勤務。現在は歯科医師/歯科ライター