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歯科医師・歯科衛生士が選ぶおすすめ歯磨き粉10選・効果別に紹介!
予防歯科

歯科医師・歯科衛生士が選ぶおすすめ歯磨き粉10選・効果別に紹介!

歯磨き粉は大きく分けて5つの種類があり、虫歯や歯周病、口臭、知覚過敏、着色の予防や改善に効果のある成分が配合されています。

歯磨き粉を選ぶには、自分の欲しい効果のある薬用成分が配合された歯磨き粉を選ぶのが大切です。

今回は歯磨き粉の効果や味、価格などを比較して、目的別におすすめの歯磨き粉をご紹介します。

効果別に厳選!おすすめの歯磨き粉

歯磨き粉は、含まれる成分によってさまざまな効果を発揮します。5つの目的別に、おすすめの歯磨き粉をご紹介します。

  • 虫歯
  • 歯周病
  • 口臭
  • 知覚過敏
  • 着色(ホワイトニング)

虫歯予防におすすめの歯磨き粉

虫歯予防にはフッ素薬用ハイドロキシアパタイトなど、歯が溶けて虫歯にないようにサポートしてくれる成分が配合された歯磨き粉がおすすめです。

ライオン チェックアップ

効果

フッ素による虫歯菌の活動抑制、歯の再石灰化の促進、歯質強化によって、虫歯に強い歯と口内環境を作ります。


年代別にいくつかの種類があり、対象年齢を確認して選ぶだけで、あなたの虫歯予防に最適なフッ素濃度の歯磨き粉を選ぶことができます。

チェックアップシリーズの歯磨き粉にはいくつかの味がありますが、いずれもマイルドで刺激の少ない味です。

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  • チェックアップスタンダード(大人用)
    • マイルドピュアミント
    • マイルドシトラスミント
  • チェクアップコドモ(子ども用)
    • ストロベリー
    • アップル
    • グレープ

アパガード リナメル ホームケアペースト

効果

薬用ハイドロキシアパタイトの虫歯菌の吸着、歯の再石灰化、歯の表面に付いたミクロの傷の修復により、虫歯になりにくく汚れの着きにくい歯に導きます。


歯の表面にある細かい傷を修復してくれるので、歯の表面が滑らかになり、虫歯予防をしながら艶のある歯になれます。

優しいペパーミントの味です。

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歯周病予防・改善におすすめの歯磨き粉

歯周病菌を殺菌できる塩化セチルピリジウム(CPC)、イソプロピルメチルフェノール(IPMP)、塩酸クロルヘキシジンなどが配合された歯磨き粉がおすすめです。

GUM デンタルペースト

効果

塩化セチルピリジウム(CPC)による歯周病菌の殺菌と歯周病菌のかけらまで吸着・除去するリポ多糖、抗炎症成分配合で、歯周病の進行を防ぎ、改善を促します。


優秀なだけでなく、ドラックストアで気軽に購入しやすい価格なのもポイントです。

爽やかなハーブミントの味です。爽快感があるものがお好きな方は「GUM デンタルペースト 爽快タイプ」がおすすめです。

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コンクール リペリオ

効果

OIM加水分解コンキオリンという線維芽細胞を活性化させる成分が配合されています。歯周病や加齢でダメージを受けた歯茎にアプローチして、歯茎の回復を促進する効果があります。

塩化ナトリウムが配合されているので、少し塩辛い味がします。

口臭予防・改善におすすめの歯磨き粉

口臭の原因は口内の細菌が作り出す臭い物質です。

そのため予防・改善には、ラウロイルサルコシンナトリウム(LSS) などの殺菌成分ゼオライトなどの臭い吸着成分が配合された歯磨き粉がおすすめです。

ライオン システマSP-Tジェル

効果

ラウロイルサルコシンナトリウム(LSS) が口内に浮遊した細菌を殺菌、口臭を予防します。歯周病に効果的な薬用成分も含まれているので、歯周病由来の口臭予防・改善も期待できます。

ミントの心地よいすっきり感があります。ミントの刺激は比較的強めです。

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第一三共ヘルスケア クリーンデンタルM 口臭ケア

効果

歯石の沈着を防いで、口の臭いを吸着してくれるゼオライトと口臭予防に効果的なラウロイルサルコシンナトリウム(LSS) が配合されています。

口臭発生の阻止と発生した口臭の除去の両面から、徹底的に口臭をケアできます。

爽やかなレモンの味がします。

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歯磨きのあとに口に残らない程度のマイルドなペパーミント味です。

歯磨き粉選びの3つのポイント

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歯磨き粉選びのポイントは以下の3つです。歯磨き粉をリサーチするときは、これらのポイントをチェックしてみましょう。

  • 歯磨き粉の効果
  • 歯磨き粉を使う人の年齢
  • 低研磨・低発泡

歯磨き粉の効果

歯磨き粉は、基本的には自分の目的の成分が入っているかどうかが1番大切なポイントです。

効果はパッケージに記載されてますが、自分で成分表を見て確認することもできます。

また、虫歯や歯周病などの予防や改善に効果が期待できる「薬用成分」が配合されているのは、「第3類医薬品」と「医薬部外品」に分類される歯磨き粉のみになります。

パッケージに効果を期待させるような文言が書かれていても薬用成分が入っていない歯磨き粉もあるので、「第3類医薬品」と「医薬部外品」と書かれているか確認すると良いでしょう。

歯磨き粉を使う人の年齢

口の中は以下のように、年齢に応じて虫歯や歯周病のリスクが変化します。

  • 歯の柔らかい乳歯は虫歯リスクが高い
  • 30〜60代は歯周病の罹患率が高い(平成28年歯科疾患実態調査より)
  • 30代から年代が上がるごとに、歯の根元の虫歯が多くなる(サンスター「根面う蝕重症度と歯周病重症度の関連性調査研究」より)

そのため、年齢によるリスクを考慮して歯磨き粉を選ぶのもひとつのポイントです。

また、歯磨き粉には対象年齢が設定されていることがあります。特に気をつけたいのは虫歯予防に効果的なフッ素の濃度です。

6歳未満の子どもの場合、濃度の高いフッ素を常用することで歯の白斑などの副作用(歯のフッ素症)が懸念されることがあります。

歯質強化ができるフッ素は虫歯予防に非常に有効なため、歯が生えてきたらぜひ取り入れたい薬用成分ですが、2歳までは500ppm以下、6歳未満は1000ppm以下のフッ素濃度の歯磨き粉が望ましいです。

低研磨・低発泡

歯磨き粉には汚れ落ちをよくするための「研磨剤」と泡立ちを良くして薬用成分を口内に拡散するための「発泡剤」が含まれていることがあります。

どちらも歯を綺麗にしたり効率よく薬用成分を歯に届けるために意味のある成分ですが、研磨剤の量が多いものや荒いものは歯を必要以上に削ってしまう危険があります。

また、発泡剤の量が多いものは泡立ちすぎて磨き残しができてしまうなどのデメリットがあります。

そのため、研磨剤や発泡剤があまり含まれない「低研磨・低発泡」の歯磨き粉を選ぶと良いでしょう。

口のリスク管理に歯磨き粉を活用しよう

歯磨き粉には虫歯や歯周病、口臭、知覚過敏予防のような、口のリスク管理に欠かせない薬用成分が配合されています。

年齢や矯正治療による虫歯・歯周病リスクの変化など、口の状況に合わせて歯磨き粉を活用して、綺麗で健康な歯を目指しましょう。

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365dentist総監修 歯科医師/ゆきこ 

長崎大学歯学部卒業、〜2018 九州医療センター、2018〜現在 都内歯科クリニック勤務

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臨床研修終後、都内審美歯科勤務。現在は歯科医師/歯科ライター