自宅で行うホワイトニングは効果ある?種類やケアグッズを紹介!
歯を白くしたいです!
自宅でできるホワイトニングって、効果ありますか?
分かりました!
今回は、自宅でできるホワイトニングの効果や種類、ケアグッズについてお話しします。
365dentistおすすめも紹介しますよ。
自宅でできるホワイトニングは大きく分けて2種類ある
自宅でできるホワイトニングの方法は、大きく分けて以下の2種類あります。
- 歯科医院で処方してもらう方法
- 市販のホワイトニング用品を使用する方法
ふたつの最大の違いは、歯を白くする作用と得られるホワイトニング効果です。
歯科医院で処方してもらう方法
歯科医院で処方してもらうものは「ホームホワイトニング」といいます。歯の色素を分解する作用があります。
歯科医師の診断を受けないと手に入らないホワイトニング剤を使用するため、生まれつきの歯の色や、歯に固着した頑固な黄ばみや着色を白くする効果があります。
市販のホワイトニング用品を使用する方法
市販のホワイトニング用品を使用する方法には、
- ホワイトニング歯磨き粉
- LED付きのマウスピース
- ホワイトニングテープ
- 歯の消しゴム・スポンジ
- 歯のマニキュア
など、非常にたくさんの種類があります。
日本製か海外製か、また、製品によってホワイトニングの作用や効果が異なります。
市販されている日本製のホワイトニング用品は安全性が高く、専門家が用いなくてもトラブルが極力起きないよう、マイルドなホワイトニング成分で作られています。
そのため、付着した直後の色素やヤニ、歯の表面のくすみを取るくらいのホワイトニング効果しか期待できません。
一方、ネット通販などで市販されている海外製のホワイトニング用品は、ものによっては歯科医院で処方されるのと同じホワイトニング成分が配合されている場合があります。
日本製のホワイトニング用品より歯を白くする効果が高いのがメリットですが、成分が強すぎて、歯や歯茎、口の粘膜などに痛みや炎症を起こすことがあります。
また、日本の法律の範囲で作られていないため、基本的に製品の使用に関する保証がありません。
市販の海外製品は、トラブルが起きてもすべて自己責任となるため注意しましょう。
自宅でできるホワイトニング6選
自宅でできる代表的なホワイトニングのメリット・デメリット、効果や費用について、種類別に解説します。
- ホームホワイトニング
- ホワイトニング歯磨き粉
- LED付きのマウスピース
- ホワイトニングテープ
- 歯の消しゴム・スポンジ
- 歯のマニキュア
ホームホワイトニング
歯科医院で専用のマウスピースの作成を行い、ホワイトニング剤の処方を受けて、自宅でホワイトニングを行います。
専用のマウスピースにホワイトニング剤を入れて、既定の時間だけ装着することで歯を白くします。
ホワイトニング剤や歯の状態により装着時間は異なりますが、歯科医師から指示があるので守りましょう。
ホワイトニング効果
透明感を残しつつ、生まれ持った歯の色よりも白い歯にする効果が期待できます。
効果が出るまでの時間
毎日ホームホワイトニングで効果を実感するまでに、最低2週間ほどの時間がかかります。
歯の黄ばみや着色の度合い、理想の白さによっては、もっと早くに効果を感じられる場合やもう少し時間がかかる場合があります。
費用
- マウスピースの作成→約15,000〜40,000円
- ホワイトニング剤1週間分→約5,000円
一般的にはホームホワイトニングの効果が出るまで2週間ほどかかるので、すべて合わせると25,000〜50,000円ほどの費用がかかります。
色戻りした際のメンテナンスの場合は、ホワイトニング剤を買い足すだけでいいので、ランニングコストは抑えられます。
メリット
市販品よりも高いホワイトニング効果が期待できます。
また、ホームホワイトニングによるトラブルが起きた場合に、歯科医院に指示を仰ぐことができるので安心です。
デメリット
ホームホワイトニングを行うには、歯科医師の診断が必要なため、最低2回の通院が必要です。
また、以下に当てはまる場合は、ホームホワイトニングができないと診断されることがあります。
- 虫歯や歯のヒビがある
- ワイヤー矯正中
- 歯並びが悪くてマウスピースが入らない場合
- 全身的な疾患がある方
- 妊娠中や授乳中の方 など
市販のホワイトニング用品
- ホワイトニング歯磨き粉
- LED付きのマウスピース
- ホワイトニングテープ
- 歯の消しゴム・スポンジ
- 歯のマニキュア など
ホワイトニング歯磨き粉
ポリリン酸ナトリウムやポリエチレングリコール(マクロゴール、PEG)などのホワイトニング成分が配合された歯磨き粉を使う方法です。
通常の歯磨きのときに、歯磨き粉として使用します。
ホワイトニング効果
歯の表面に着いた色素を歯から浮かせる作用や、ヤニ汚れを溶かす作用により、歯のくすみを落として生まれ持った歯の白さに導きます。
歯を漂白する作用はないため、元の歯よりも白くすることはできません。
効果が出るまでの時間
食後など、着色直後の場合は1回で効果を感じられる可能性があります。
長年蓄積された着色汚れや黄ばみの場合は、毎日使っても数ヶ月単位の時間がかかることがあります。
また、歯に染み込んだ着色や黄ばみは落とせないため、効果を感じられない場合があります。
費用
数百円〜数千円ほどです。
メリット
歯磨き粉として使用するだけなので、特別なケアは必要ありません。
最も手軽に取り入れやすいホワイトニングといえます。
デメリット
効果は歯のくすみが取れる程度です。
ホワイトニング歯磨き粉で芸能人のような白い歯になることをイメージしている場合は、ほぼ満足する効果は得られません。
LED付きマウスピース
ホワイトニング剤の促進効果がある、LEDライトが内蔵されたマウスピースを使用する方法です。
ホームホワイトニングのように、マウスピースにホワイトニング剤を入れて規定の時間だけ装着したあとに、ブラッシングを行います。
ホワイトニング効果
基本的に歯の表面の着色汚れを浮かせて落とすだけなので、元の歯よりも白くはなりません。
ホームホワイトニングと同じようなイメージを受けますが、歯科医師の診断なしで使えるホワイトニング剤のため、歯の漂白効果はありません。
効果が出るまでの時間
ホワイトニング歯磨き粉と同様に、長年蓄積された着色汚れや黄ばみの場合は、数ヶ月単位の時間がかかることが多いです。
費用
数千円〜10万円前後です。
メリット
LEDの効果により、ホワイトニング歯磨き粉よりもやや高い、着色汚れを浮かせて落とす効果が期待できる。
デメリット
LED付きのマウスピースと専用のホワイトニング剤を用意する必要があるため、費用と手間がかかります。
ホワイトニングテープ
歯の表面をホワイトニング剤が着いたフィルムで覆い、規定の時間置くことで歯を白くする方法です。
ホワイトニング効果
海外製のホワイトニングテープの場合は、歯の漂白作用がある成分が含まれているものがあります。
そのため、説明が外国語で書かれていることや、副作用によるリスクは高いですが、元の歯よりも白い歯になる可能性があります。
日本製のホワイトニングテープには漂白作用のある成分は入っていないため、歯のくすみがわずかに取れる程度です。
効果が出るまでの時間
1回の使用時間や効果が出るまでの時間は、製品により異なります。
費用
数千円ほどの製品が多いです。
メリット
海外製のホワイトニングテープは、リスクを伴いますが、市販品のなかでは歯を白くする効果が高いです。
デメリット
海外製のホワイトニングテープを使用して起きた痛みや知覚過敏などのトラブルは、すべて自己責任となります。
歯の消しゴム・スポンジ
歯の表面をホワイトニング用の消しゴムやスポンジで擦り、着色汚れを落とす方法です。
研磨剤の含まれたシリコンや、ホワイトニング成分の含まれたスポンジなどがあります。
ホワイトニング効果
歯の表面の着色汚れを落とすだけなので、元の歯よりも白くはなりません。
効果が出るまでの時間
擦るだけなので、場合によっては1回で効果を感じられます。
費用
数百円ほどです。
メリット
費用が安く、着色が気になったときに擦るだけなので手軽です。
デメリット
いくら擦っても歯に染み込んだ着色は落とせず、元の歯よりも白くはならないため、効果を感じられない場合があります。
歯を擦りすぎると歯の表面がザラザラになり、黄ばみやすい歯になるリスクや、知覚過敏などを引き起こすリスクがあります。
軽く擦っても落ちない黄ばみには効果がないため、ほかのホワイトニングを検討しましょう。
365dentistおすすめホワイトニングスポンジ
ポリリン配合で歯の茶渋を優しく落とせるので使うならこちらがおすすめです。
歯のマニキュア
歯の表面に白いマニキュアを塗って、一時的に歯を白く見せる方法です。
ホワイトニング効果
塗料を塗って白く見せるだけなので、歯そのものの色は変わりません。
なた、歯ブラシで落ちるため効果は極めて一時的です。
効果が出るまでの時間
歯のマニキュアを塗るだけなので、使用直後に効果を実感できます。
費用
1,000円以上です。
メリット
基本的に歯を傷つけるリスクがなく、使用直後に歯を白くみせることができます。
イベントや外出の前に、一時的に手っ取り早く歯を白くしたい方に向いています。
また、人口の歯や銀歯にも歯のマニキュアを塗って、白く見せることができます。
デメリット
市販の歯のマニキュアは歯磨きで落ちてしまうため、持続性はほとんどありません。
自宅でもホワイトニングは可能です
自宅でのホワイトニングには、歯科医院でホワイトニング剤を処方してもらうホームホワイトニングと、市販のホワイトニング用品を使用する方法があります。
本格的に歯を白くしたいなら、ホームホワイトニングがおすすめですが、日ごろの着色ケアとして、市販のホワイトニング用品を活用するのも良いでしょう。
365dentistでは、お口のお役立ち情報や歯科医師運営のオープンチャットで、みなさまのお口の美と健康をサポートしています!
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365dentist総監修 歯科医師/ゆきこ
長崎大学歯学部卒業、〜2018 九州医療センター、2018〜現在 都内歯科クリニック勤務
監修 歯科医師/Naomi
臨床研修終後、都内審美歯科勤務。現在は歯科医師/歯科ライター